冬から春にかけては、鳥のベビーラッシュシーズンなので、鳥好きにとってペットショップに行くのが楽しいシーズンかとと思います(^^)

この時期はペットショップに行く度にかわいいヒナを見つけて、連れて帰りたい衝動にかられますね!

ペットショップで一目ぼれをして、初めて小鳥の飼育デビューする方が増える時期でもあるのではないでしょうか。

今回は、小鳥のヒナを育てるときに絶対にやってはいけないことNo1をご紹介します。

それは、『ヒナに与える餌(お湯でふやかしたあわ玉)を長時間ケージの中に置いておくこと』です。

ヒナには(小鳥の種類にもよるかもしれませんが、)あわ玉をお湯でふやかした消化に良く咀嚼しやすい餌を与えます。

ふやかしたあわ玉をケージの中にいれっぱなしにして、ヒナがいつでもお腹をすかせたときに餌を食べられるようにしている光景をペットショップでよく見かけるのですが、真似するのは危険です。

ふやかしたあわ玉を長時間放置することによってカビ(メガバクテリア)が繁殖します。カビのはえた餌を食べたヒナは病気になり、吐いたり、下痢をするようになります。感染したヒナの嘔吐物や便によって、他のヒナにも病気がうつっていきます。

このような飼育環境下で育てているペットショップのヒナは病気をもっていることが多く、免疫力が下がったタイミングで発症し、死に至ることがあります。

病気をもっていても必ずしもすぐに発症するわけではないが故に、ヒナの便を検査して初めて病気が発覚することもあります。

私の小鳥も以前、動物病院で検査してもらった結果、メガバクテリアに感染していることがわかりました。発症はしていなかったので、餌も食べられましたし、下痢などしていなかったのですが、その後病気を治すために3回ほど、注射を打ちました。

実際にこの病気で亡くなってしまった子も過去にいます。

ペットショップでヒナのケージにふやかした餌が放置されているのを見ると、とても悲しくなります。ヒナ1羽1羽に餌を与えることで手間は増えるかもしれませんが、大切な命を守るためには衛生的な餌の提供は欠かせないはずです。ペットショップのヒナの飼育マニュアルにふやました餌の放置はNGであることが含まれることを願います。

※下記写真のエサ入れにはいっている餌はふやかした餌ではありません。成鳥の餌を食べる練習用にいれているふやかしていない餌になります。